３日の日曜日は、やっと桜が少しづつ咲き始めたにもかかわらず、雨にたたられてしまいました。私共の営業もそんな状況と同じように納得のいくものではありませんでしたが、通常定休日のこの日も御常連の方々が数組お越しいただけ、有り難く思います。
ワインバーでは、グラスワインと葉巻という方で、一度に三本のシガーが着火されるとなかなかの煙の状態ではございます。それでもやはりハバナのコイーバは特徴のある香りで、とても優雅なものかと。
ビストロでは今月の特集の右岸より、
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｃｌｉｎｅｔ‘８８
が。‘９０年代後半、ミシェル・ローランの力添えもあり、飛躍的に成長したこのシャトーには、黄金の‘８０年代はなかったらしいのですが、このグッドヴィンテージの‘８８は、そんな世評を吹き飛ばす素晴らしい甘みの余韻がとても印象的で、プルーンのような上質の黒いとろみが、メルロの特徴を良く表現しておりました。
さて、４月も第二週。新しい季節のスタートでございます。なにかとお集まりもあることでしょう、ぜひ私共にてワイングラスを傾けていただければ幸いです。
Sommelier R.Imamura
