１０日、金曜日はビストロ、ワインバー共に活気はあったものの今ひとつ物足りなさもございました。本日は上手なセレクトをされるゲストが、ボルドーの‘８７ヴィンテージを二本ご利用になられました。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｐａｌｍｅｒ‘８７
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｐｉｃｈｏｎ Ｌａｌａｎｄｅ‘８７
３級、２級のスーパーセカンドを選ぶべくしてご注文されましたが、飲みなれてこられたなぁ・・・といった印象です。このヴィンテージに続く‘８８‘８９‘９０であればプライスは２倍近いものになるワインですが、この‘８７ヴィンテージはその点から考えてもとてもお買い得な、今評価すべき生産年です。ボルドーでは６月は多湿で、７、８月は涼しく曇りがち、９月は初めの雨を除けばまずまずの天候だったようです。１０月は暑い日が多かったものの不安定でつみ取りは雨がち、しかしワインは健全で平年並みに産出され、ヴィンテージ‘８６‘８８のつなぎとして重要なポジションです。一本目のパルメは若干堅さを残して閉じ気味だったものの、二本目のラランドはとても女性的ならしさが出ていて、良い比較の対象にもなったのでは・・・。
さて明日の土曜日はいかに？ビストロはご予約で満席ですが。
Sommelier R.Imamura
