Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今月の特集

早いもので11月も残すところあと数日となりました。私共のような飲食店では今週末で今月は終わってしまうようなイメージがあり、この金、土が勝負といった感じではあります。さて今月の特集『ソムリエのお気に入り』と題したリストのトップページのワインは、皆様に本当に良くご利用いただけ、今月の企画をした甲斐がございました。さすがに特別なプライスの高いものはあまり動きはございませんでしたが、価格的に¥5000〜¥20000ぐらいのボトルが大きく動いており、改めていかにおすすめすべきか考えさせられる一面もございました。いくつかのアイテムをあげるとすれば、ブルゴーニュ
・Santenay Les Gravieres‘01 Pousse d’Or
・Clos de la Roche‘97 P.Amiot
コート ド ブールの
・Roc de Cambes‘94
イタリアの
・Diano d’Alba‘01 B.Maiolica
オーストラリアの
・Cabernet Sauvignon 407 ‘98 Penfolds
チリの
・Stera Aurea‘00
日本の
・桔梗ヶ原メルロ‘99 メルシャン
カリフォルニアの
・Oakford Vineyard‘00
などがとてもご好評いただけたようです。いずれもプライスがこなれたものと、今年年間を通じて特集したニューワールドの注目すべきワインばかりでした。そして12月は今年の締めとして、王道となるのでしょうか、ブルゴーニュのヴォーヌロマネとボルドーポイヤックを、王様のワイン、女王様のワインと称しましてクローズアップ致します。フランスの方々はあまりブルゴーニュを男性的、ボルドーを女性的とは言わないらしいのですが、ピノノワール種一種で仕上げられる一本筋が通ったヴォーヌロマネと、カベルネソーヴィニョンやメルロなどのブレンドでとても複雑なフィネスを出すポイヤックは、やはりワインの中では王様と女王様といってもいいのでは。この一年間の感謝の気持ちを込めて、出来る限りのロープライスでリストを作成いたしました。ぜひこれは!という一本を見つけていただければ年の瀬の華やかな一夜の思い出になるはずです。

 Sommelier R.Imamura