Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ワイン会報告

23日、火曜日は祝日のワイン会と言うこともあり、ワインバー、ビストロともに忙しくなりました。祝日のビストロは普段あまり芳しくはないのですが、今日はありがたいかぎりでした。さて本日のワイン会はいつもとは少し違ったスタイルで、お持ち込みワイン会と称して皆様に一人一本づつのボトルをお願いしておりました。日本のワイン有り、南アフリカのワイン有り、ローヌ、ボルドートスカーナ、はたまたヴォーヌロマネの‘69ヴィンテージなど、とてもバラエティーに富んだ、またバランスのとれた内容になっておりました。
簡単なコメントとしては、
・Vosne Romanee‘69 Gros Frere
村名とは言えなかなかのヴィンテージらしく、抜きたての香りは落ち着かない印象がございましたが、グラスの中で華やかにドライフルーツの香りに変化しておりました。徐々に甘みが立ち上がり、このドメーヌらしさを輝かせておりました。
・Ch.Cantenac Brown‘52
52年前のワイン。ヴィンテージ的にもやや難がありあまり大きな期待は出来ませんでしたが、シェリー香を放ちつつもぎりぎりのワインを保っておりました。はかなさ、ノスタルジーを感じさせるグランヴァン。
・Ch.D’Yquem‘73
やはり本日の特上の一本。まだまだ元気すぎるくらいの甘みと酸味がデザートワインの永遠の命を訴えかけておりました。色合い自体は琥珀色に変化し、とても視覚にも訴えかけるものがあります。またヴィンテージ的にもこのイケムは‘72‘74ヴィンテージは造られておりません。そして‘71‘75ヴィンテージは特別な当たり年。そんな狭間におかれた‘73ヴィンテージは、ボルドーのムートンロートシルトとともに‘73ヴィンテージを色鮮やかに飾るストーリー豊富な得別なワインです。どなたも驚きを感じつつも計13本のボトルと大量のグラスを空けつつ、お腹いっぱいになられていたとおもいます。こんなワイン会も年内は12月23日と12月31日の2日を残すのみとなりました。ちなみに23日のマグナムボトルワイン会はあと2席お席に空きがございます。ぜひご興味お持ちの方はご一報いただければ幸いです。

 Sommelier R.Imamura