Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

マグナムボトル

15日、月曜日はワインバーが貸し切りになっており、前半だけはバタバタとしておりました。年末にかけて団体グループでのご利用も増え、ワインのボトルサイズも二倍のマグナムボトルの出番も増えております。本日も計三本
・Bollinger Special Cuvee Brut
・Calera Jensen ‘97
・Ch.Pavie‘87
いずれもマグナムボトルで通常サイズのフルボトルよりも状態は好ましいものばかりでした。特にカレラ・ジャンセン‘97はフルボトルでは何度か感じられた淡泊な印象も、マグナムボトルでは甘みが際だち、ボトルのサイズ以上に特別さがありました。それとシャトー・パヴィーは98年頃よりとても騒がれておりますが、‘87ヴィンテージはやや中程度の年ではありながらも、素晴らしい熟成をしておりました。世界遺産にも登録されている、サンテミリオンの町の、南側にあるコート地区の南向きの斜面は、あまり厚くない土壌と、もろい石灰岩の土壌からできており、メルロ種の生産に向いているいわれています。17年程の熟成を迎えたこの一本は、干しぶどうやタバコ、黒トリュフの香りがあがり、どっしりとした甘みとなめらかなタンニンがとても優雅な印象でした。ちなみに12月23日のマグナムボトルのワイン会のみお席がわずかになりました。ご興味お持ちの方はお早めにご連絡いただきたいです。

 Sommelier R.Imamura