４月１５日 この日のために昨年より仕入をいたしましたシャンパンがはじけました。 毎回１Ｆビストロにてシャンパンのみを４名程で２〜４本程開けられる方なのですが、いつもは大抵SALONを好まれておられるようです。今回は２本だったのですが、Philipponnat.ClosDesGoisses'86とDom-Perignon.Oenotheque'73でした。クロ・デ・ゴワセ’８６はさすがにクロがつくだけあり、黄金色の液体からはブリオッシュの香りがいっぱいにグラスを満たしており、官能的な甘味が口を支配いたしました。さて、ドン・ペリニョン’７３は私の生まれ年でもあり、シャンパーニュにおける超当り年です。また、この１本はエノテークというもので、’９９にオリ抜きがされ泡立ちはいまだにしっかりとしておりました。香りにトリュフ香も混ざり、香ばしさは絶品でした。味わいの余韻も非常に長く、熟成したムルソーのような印象が残りました。 当然のごとくお客様は２本の空きボトルと高級感のある木箱２つとやや疲れたコルクを２つ紙袋に下げて帰られました。
バブルの如く……。
Sommalier R.Imamura
