Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

バロン・フィリップ ド ロートシルト

「ワインクレージ」さんのお招きで、すぐ近くの「花吉兆」さんにて催された「マキシアム・ジャパン株式会社」がお取り扱いされる「バロン・フィリップ ド ロートシルト」のワイン会に参加させて頂いた・・・バロン・フィリップ社からお見えになった「アジア太平洋地域・代表」の“ティエリ・エストラダ・ド・トウルニエル”さんの解説で「6種類のワイン」と「松花堂弁当」を楽しませて頂いた・・・赤・白、取り混ぜての「テイスティング」に「お弁当」は、実に楽しい「ご馳走」で、「若筍煮」に「6ヶ月樽熟成」の“ムートン・カデ レゼルヴ '99”の白が良く合い、「鱒の木の芽焼き」には楽しみにしていた“バロナーク '99”が不思議な「マリアージュ」を醸し出してくれた・・・期待はしていたものの、あのかわいい「羊」のラベルの“シャトー・ムートン ロートシルト '99”の登場には「喜びも一際」で、ティエリさんと直々に「質疑応答」などもさせて頂いて、それはそれは「有意義な」ひとときを過ごさせて頂いた・・・因みに“ムートン '99”は、ややおとなし目ではあるが「ムートン」らしいロースト香と、穏やかな酸味に、ボリュームのある熟れたタンニンが「早や」バランスを成していて、「20年にしてムートン」と言われるくらいの「近寄りがたい若さ」は、そこには無く、「美味しく」崇高のワインを「ボトルごと」堪能させて頂いた・・・勿論、これからの一年、一年毎に「熟成」を重ね、「深み」と「洗練さ」を積んで「究極のグランヴァン」へと成長して行くことだろう・・・。