シャトー名が、そのワイン名のボルドーと違って、村名がラベルに記してあるブルゴーニュでも、「シャトー・・・」と言ったワインをよく見かける・・・。どれもが、その後にＡ・Ｏ・Ｃの村名が続くので、どこ産かは容易に分かり、どれもが、その村の「代表」みたいに思われがちな趣きもあるが、私の知りえる限り「シャンボール・ミュジニィ」にしても、「ムルソー」、「ピュリニィ・モンラッシェ」にしても、おおよそ各村の評価の高い造り手達で、“ジャン・ルイ・ラプランシュ”の造る、この「シャトー・ド・ポマール」も「ポマール村・最上の逸品」といっても過言ではないだろう・・・つい先日、入手したばかりの“シャトー・ド・ポマール '９０”は「コート・ド・ボーヌ」らしい果実味と、「ビロード」に例えられる重厚な「ポマールらしさ」をその熟成にのぞかせ、抜栓してから飲み終わるまでに様々な「香り」の移り変わりと「味わい」の変化を楽しませてくれる・・・もう後少し在庫もありますので、「ピノ・ノワールの移ろいの世界」を堪能したい方・・・お早めにお越し下さい・・・。
