Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’99’91’88’83

本日のお昼間もジムに。雨の中だったので、1年点検に出しているシトロエンの代車のプジョーで。年式の問題もあるでしょうが、やはり慣れもありますが 代車には軽んじられるものもありましょう。買い替えの候補には、ならない車種ではありますな・・・・・。
で昨夜の学会ですね
・Le Nombre d’Or Brut’99 L.Aubry Fils
・Santenay Les Gravieres’83 Paul Chapelle
・Barbaresco’91 Gaja
・Beaumont des Creyeres Nostalgie’88

京都グルメ・バイブルなるサイトを知りました。昨夜の久々のお越しの筑波からのドクターに教えていただいたのですが、それにしてもマメに非常に沢山の京都の料亭さんやレストランからバーまで。そういえば、うる覚えではあるのですが昨年お越しのドクターがそんな了承を得るプロセスを。他店様も 一通り網羅されるようなガイドになりますが どうも学会で他の出席者の先生方にも冊子にして配られているような?内容に関しては賛否も有られるかと思われますが、いずれにしても興味を持って載せていただけていることに感謝いたします。
独立開業が遂に決定されたご報告に 聞けば聞くほど大きなビジョンに世界観の違いを感じさせられますが、是非とも頑張っていただきたく!
かなりセラーで忘れられていたような このオウブリーの’99、若さを感じさせられるかな?ではあったのですが 抜栓直後から香りの拡がりは蜂蜜のポジティブな印象に。アタックに甘い果実の柔らかさがあり 後半に酸がまだまだ溌剌と残り。一般的にはもう飲み頃も意識させてくれる、これもまた上質なシャンパーニュのひとつ。
ブルゴーニュの赤もここで。やや若い村名をご所望ながらも、独断と偏見のような’83のグラヴィエールを。淡いスタイルではありますが、滋味あふれると言いますか 呑み込むほどに可憐な赤い果実の甘みが広がります。お買い得な、ブルゴーニュの熟成も手持ちでは必要かと。
やはり〆はこの造り手が。何度もご一緒する機会の有る イタリアの帝王ですが来月の特集からのボトルを もう既にセラーには詰めてありましたので意味ある使用にも。
’91はどの銘醸エリアのものも非常に楽しい段階に入っているかと。このピエモンテの女王様もご多分に漏れず。硬いタンニンの殻を脱ぎ、ふくよかな果実の甘みに洗練された酸とのバランスが 当然のような世界基準の彼らの逸品で。心躍る、イタリアの最愛かと。
こちらもかなりに久々の経営者の皆様。結局、男性陣のみの やや華に欠ける晩になってしまいましたが 贅沢なシャンパーニュを今宵の最後の1本に。これで このクレイエールの’88も最後の1本でした。未だに柔らかい細かい泡は健在ながらも、黄金色に熟れた蜂蜜のニュアンスは シャンパーニュの熟成からしか感じえれない特別なスタイル。正に名称通りのノスタルジーではありませんか。
               Sommelier R.Imamura