Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ローザン

本日のお昼間は、久々にトライアンフを。夏場は、調子が落ちる空冷エンジンですが ご近所を流す程度ならばそれ程。バイク以上に人間の体の方が心配な夏日に突入ですが、京都は祇園祭のクライマックスを迎えつつ。
で昨夜のシャネルは
・Chateau Rauzan Segla’98 Margaux

出勤時から艶やかな浴衣姿の女性陣に暑さは幾何かは緩和されますが、それでも もう汗が止まらない。
冷やかしに浴衣姿で目の保養をさせていただけたお姉さんもおられましたが、その後は何時ものような 男性陣に支配されるカウンターで。
先日のご利用がかなり久々だったのですが、今宵も思い出したようなご利用に感謝いたします。
今回はお連れの方のお支払いが決まられていたようで、何としても!と言うような感じで高額なワインを迫られておられましたが こちらとしては立場上 中立で見つめているしか・・・・・。
結局、1級には及ばずでしたが 考えて考えて選ばれた銘柄は理解可能な非常に僕のワインリストからもお買い得な1本で。
市場の高騰に追い付けない感じでもあり、昨今の高級ワインの価格は手が付けられない状況ですが シャネルが所有していたこの2級のグラン・ヴァンのシャトー・ローザン セグラは’90年代の中ごろから一気にそのスタイルを個人的にはマルゴーと言うよりもポイヤックよりの味わいに。
’98は その素性も素晴らしいことながら ゆっくりと熟成の段階を歩んでおります。エチケットの描かれるシャトーの絵にはマルゴー村の街道から1つ道を入ったところの兄弟シャトーのガシーとセグラが仲良く並ぶ姿を思い出させるものでもあり。そう言った思い出やノスタルジーもまた ワインの楽しみであります。
お料理もぎりぎりの仕込みが間に合った、牛ほほ肉の赤ワイン煮込みに フォワグラとレンズマメのテリーヌ。そしてペンネの蟹とトマトクリーム と 山羊のチーズのオーブン焼きにクロタンを使用して。
書籍の代行購入をいたしましたので、また引き取りのご足労いただければ幸いです。

             Sommelier R.Imamura