Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’87’79

本当に悔しい!途中まではまさか本当に勝てるのでは?と期待してしまっていたから。残念で仕方ない結果ではありましたが、試合内容は非常に面白く 寝ずに見続けられる素晴らしいものだったのでは。途中、次男の朝食を作らされるトラブルさえなければ・・・・・。
また、大雨の中 ワインの入荷はほんの少しづつ為されております。今回は久々にボルドーも。為替の影響は僕的には余り無いような気はしておりますが、全体的にはやはり底上げするようにボルドー・グラン・ヴァンは高値推移でづ。
’77ではハートのカロン・セギュール、’76からは探していたポムロールの二番手のラフルールを。このシャトーが中々見つからなくそして価格が侮れない。’73ではサンテミリヨンのカノンを。相変わらずオフでもオールドを探す毎日です。若いものでは’02のクーテ。こちらはバルザックで、貴腐のグラス・アイテムですね。3本だけですが。
で昨夜の辛うじてのご利用に救われた晩は
・Gravette de Certan’87 Pomerol
・Chateau Canon’79 St Emilion
激しく雨の降る晩で、しかも早朝のサッカーが予定されている昨夜は連夜の閑散で。もう、仕方ないかな・・・・・そんな夜半過ぎにまたまた最近お食事を兼ねたご利用の皆さんが。本当に有難い限りのこのところのご利用に頭が下がりますが、ここからが汗だくの時間帯です。
やはり鴨のコンフィは必須のようでフォワグラのカナッペに浅利のリゾット、巣蜂蜜もフロマージュはいらないけどでしたが。そしてその上にカルボナーラですからカロリーは相当のものでしょうが・・・・・。
右岸がお好みのようですのでこのところボルドーの消費も有り難く。ヴィユーシャトー・セルタンのセカンドの’87のグラヴェット、飲み頃でもあるのですがやはりこのクラスになるとセカンド・ラベルでもまだまだ硬さも個人的には感じてしまうのです。テイスティングの後は考えうる範囲でデキャンタジュを。そのお陰でやっとこの辺りのヴィンテージもまろやかさを纏うものです。
5名様ですからね、2本はやはり。お次はサンテミリヨンからのお勧めで、こちらもシャネルが所有する瀟洒なシャトー。サンテミリヨンの中でも個人的にバランスの取れた優良シャトーのイメージも強く先の’73も仕入れたことも頷ける造り手かと。’79は正にメルローのほろ苦い甘味を讃えた大人の味わいで。ですがもう皆さん男性を除いてお姉さん方は誰ひとりとしてお産まれになられていないと言うのも・・・・・。そんなものか。

                Sommelier R.Imamura