Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

カリフォルニア

本日の出勤時の京阪四条の駅は、本当に人だかりが。色鮮やかな浴衣姿も沢山でしたが、やはり着こなしで随分印象は変わるものですね。まま、慣れもありましょうから若い子たちにはやや分が悪いかな?まま、何でも経験してみなければ解らないものですし。
そう言った意味でも祇園町ではやはり美しく着こなすお姉さん方の妖艶なお姿が見かけられる時期でも。
で昨夜のカリフォルニアのワイン達は
・Cabernet Sauvignon’88 Alexander Valley Vineyards Wetzel Family Estate
・Jordan Sparkling Wine Company’89 Sonoma County
・Cabernet Sauvignon Stafs Leap District’04 Pillar Rock Napa Valley
・Pinot Noir Alder Springs Vineyard’99 Patz & Hall
・Hermitage’97 De Vallouit
いやー、やはり祇園祭と言うよりも烏丸界隈のお祭りと言った方が・・・・。まま、前半は毎年そんな気持ちになる晩があるのは事実ですが。
中盤から連夜のムッシュでしたが、今宵はマダムを伴われて。
4月からの就職の新入社員の、マダムはやはりと言いますかまだまだ悩み多きご様子に。’88ヴィンテージのマダムにももう何本の産まれ年が抜栓されたかな?今宵もカリフォルニアから。アレクサンダー・ヴァレイの熟成したプルーンのような味わいでしたが、異常に溶け込んでいた澱に歩留まりを大いに感じましたが。
2本目はこれもカリフォルニアのスパークリング、’86からの設立のジョーダン・スパークリング・カンパニーですのでこの’89も初期の段階に値するボトルでは?ブラインドであればシャンパーニュにも想像される洗練された姿に個人的にはカリフォルニアの最愛の泡かな。
時期柄、ご常連さんでは無くご新規の方々にもご利用いただく機会が昨夜は。ただ、基本的には京都の方よりも東京からの方が多く。
これもカルト?そんなセールス・トークで頂いたのですが、まま確かにコルクも上質なもので味わいも大ぶり。ただ、幾分やはり’04ぐらいの若すぎるヴィンテージには厚化粧の印象は拭いきれず。ただただ、これも嗜好品で お好みだったようです・・・・。
こちらも東京からでしたか。カリフォルニアのピノ・ノワール!の御指定でして、グラス対応で考えましたが。そうですね、確かにこのカテゴリーも意識すべき市民権もあるかな?辛うじてお互いが理解可能な銘柄が見つかって良かった。もちろん、熟れた熟成感もこれは贅沢な造り手かと。ですが、結局ほぼボトルが空きましたが。
〆の何時ものドクターの皆様は、今宵はシラーを。確かギガルに吸収された造り手。個人的には’90年代前半までの経験まではあり特にオールドは中々の美しさも。
ですが、今回の’97は意外にもやや酸障氓ュ。前回のドクターの悪才話で話に華が咲いていましたので変化に救われましたが、もう少し寝かしてあげようかな。

            Sommelier R.Imamura